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不争の徳

立派な武士は、強がらない。戦上手は、誘いに乗らない。勝つことの名人は、やたらと喧嘩腰にならない。人使いの巧者は、相手の下手に出る。これが不争の徳である。不争の徳は、人の力を最大限に利用する。これが天道の極意である。
(参考:奥平卓・大村益夫訳「老子・列子」):徳間書店

兵法の極意

兵法にいう。「戦は、仕掛けてはならぬ。相手の仕掛けを待て。進んで戦うより、退いて守れ」。このことばを守るなら、進んでも進んだとは見えず、腕をふるっても、ふるったとは見えず、敵を撃っても、撃ったとは見えず、武器を取っても、取ったとは見えない。これぞ、兵法の極意である。
(参考:奥平卓・大村益夫訳「老子・列子」):徳間書店