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武士道の内容

ヨーロッパと日本の封建制と騎士道・武士道の歴史的な比較研究は、心をそそるものはあるけれども、それに詳細に立ち入ることは、本書の目的ではない。私がしようとしているのは、第一にわが武士道の起源と源泉、第二にその性格と教え、第三にその大衆に及ぼした感化、そして第四にその影響の継続性と永久性をのべることである。
(参考:佐藤金弘訳新渡戸稲造「武士道」):教文館

武士道とは武士の掟

私がおおまかに<シヴァルリー>と訳しておいた日本語は、ものと日本語では<ホースマンシップ>という語よりもっと意味深長である。ブーシードウとは、字義どおりには<武>―<騎士>―<道>すなわち武士がその職業において、また、その日常生活において守るべき道を意味する。一言でいえば「武士の掟」、武人階級の身分に伴う義務のことである。
(参考:佐藤金弘訳新渡戸稲造「武士道」):教文館